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こすりだしfrottage

こすりだし(フロッタージュ)とは

 こすりだし(フロッタージュ)とは、表面の凸凹(でこぼこ)した木や石などの上に薄めの紙を乗せ、その紙を鉛筆や色鉛筆、クレヨンなどで擦ることで、紙の下にある木や石などの凸凹を擦り取る絵画技法のことです。



 マックス・エルンストによって発明された技法で、彼の作品の中には、こすりだし(フロッタージュ)を用いた作品が多くあります。  偶然にできる形や色を利用して表現する技法であるモダンテクニックの一つ。



こすりだし(フロッタージュ)の仕方

<用意する物>
クレヨン
鉛筆
色鉛筆
薄めの紙



<手順>
1.
 木の葉や石、金網やマンホールの蓋など、凸凹したものを探す。

2.  凸凹したものを見つけたら、紙を上に乗せて鉛筆や色鉛筆、クレヨンで凸凹を擦り取る。

<鉛筆の場合>











<色鉛筆の場合>











クレヨンの場合>











EX.
 いろいろな色を使って凸凹を擦り取ったり、紙の移動や回転をさせたりして凸凹を擦り取ると、思いもよらない綺麗な模様が出てくる時がありますよ。


関連動画紹介

 Youtubeにて公開されていたこすりだし(フロッタージュ)の関連動画です。




 こすりだし(フロッタージュ)は、偶然にできる形や色を利用して表現する『モダンテクニック』と呼ばれる技法の一つです。詳しくはモダンテクニック一覧を参照ください。


モダンテクニック一覧


 こすりだし(フロッタージュ)を用いる有名な画家としては、こすりだし(フロッタージュ)の考案者であるマックス・エルンストが挙げられます。詳しくは、マックス・エルンストのページを参照ください。


マックス・エルンストへ


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