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墨流しmarbling

墨流し(マーブリング)とは

 墨流し(マーブリング)とは、水面に水よりも比重の軽い墨汁や絵の具を垂らし、水面に浮かぶ墨汁や絵の具の模様を紙に染め取る絵画技法のことです。



 マーブリングは、中央アジアからトルコに伝わった技法とされ、トルコのオスマン帝国時代に発展しました。トルコではエブル(Ebru)と呼ばれています。



 トルコで発展したエブルは、その後ヨーロッパに伝わり、マーブリングとして世界に広がっていきました。



 墨流し(マーブリング)は、偶然にできる形や色を利用して表現する技法であるモダンテクニックの一つです。



予備知識
 墨流し(マーブリング)によって形成される模様が、大理石(マーブル)のような模様をしていることから、マーブリングと呼ばれています。


大理石の参考画像


作例の明るさを調整したところ、大理石模様に近づきました。



墨流し(マーブリング)の仕方

<用意する物>
マーブリング用の絵の具
バケツ(水を入れる大きな容器)
紙(画用紙、ケント紙などが使いやすい)
新聞紙 爪楊枝や割り箸



<手順>
1.
 バケツに水を張り、新聞紙を広げておく。



2.
 水にマーブリング用の絵の具を一滴ずつ落とし、絵の具を水面に浮かべる。





3.
 水面に浮かぶ絵の具を、口で吹いたり、爪楊枝や割り箸でひっかいたりなどして模様をつくる。







4.
 水面に紙を浮かべ、サッと引き上げる。





5.
 1.で広げておいた新聞紙の上に、色の着いた面を上にして紙を置き、紙を自然乾燥させる。



<注意点>
 マーブリングの絵の具は少しずつ垂らしましょう。一度に大量に垂らすと、マーブリングの絵の具が水中に沈んでしまい、とても勿体ないです。


関連動画紹介

 Youtubeにて公開されていた墨流し(マーブリング)の関連動画です。




 墨流し(マーブリング)は、偶然にできる形や色を利用して表現する『モダンテクニック』と呼ばれる技法の一つです。詳しくはモダンテクニック一覧を参照ください。


モダンテクニック一覧


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