ひっかき(スクラッチ)とは、あらかじめ下塗りした色の上に違う色を塗り重ね、その後、上の色を引っかいて削り取り、下の層の色を出す絵画技法のことです。
下の層の色となる下塗りには、黒色以外のクレヨンを主に使い、上塗りには主に黒いクレヨンや黒色のアクリル絵の具などを使います。
偶然にできる形や色を利用して表現する技法であるモダンテクニックの一つ。
ひっかき(スクラッチ)の仕方
世界のひっかき(スクラッチ)作品紹介
<用意する物>
クレヨン
クレヨンの黒(アクリル絵の具の黒)
画用紙
新聞紙
筆
ひっかくもの(爪、コイン、爪楊枝、平刀など)
<手順>
1.
黒色以外の好きな色のクレヨンを使って、画用紙一面を塗りつぶす。なお、塗りつぶす際の色は何色使っても構わない。
2.
新聞紙や指を使って画用紙に塗ったクレヨンを伸ばし、画用紙の白い部分を見えないようにする。
3. アクリル絵の具(黒)を少なめの水で溶いたもの、もしくは、クレヨン(黒)を使って、2.の画用紙を真っ黒に塗り上げる。
4.
アクリル絵の具(黒)を使った場合は、画用紙が乾燥するのを待つ。
5.
爪やコイン、爪楊枝、平刀などを使って画用紙をひっかいて、下地のクレヨン模様を出しながら絵を描いて完成。
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世界のひっかき(スクラッチ)作品紹介
ひっかき(スクラッチ)は、偶然にできる形や色を利用して表現する『モダンテクニック』と呼ばれる技法の一つです。
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